“人間の生まれながらの性格と性格形成を論じる時に、性善説と性悪説という議論があります。
人は生まれたばかりのときは善人であり、成長過程によって悪に染まっていくという「性善説」と、人は生まれながらにして悪人であり、教育によって善人へと成長できるとする「性悪説」です。
果たして、悪女(悪男)と呼ばれる人は、生まれながらにして「悪」なのか、それとも後天的に「悪」へと豹変してしまうのでしょうか。
モテるから悪女になるのか、悪女だからモテるのか 悪女に対してどんなイメージを持っていますか?美しい?小悪魔?魅力的?ふしだら?なぜか魅かれてしまう、悪女と悪男。
彼らはたいていモテるわけですが、恋愛対象としてモテるから悪女(悪男)になってしまうのか、悪女(悪男)だからモテるのか・・・?悪女とか悪い男というのは、モテると相場が決まっています。
なぜか、この手の悪い女(男)というのは、恋愛対象として魅力を持っているようです。
悪女が悪女になったわけ 悪女は最初から悪女なのでしょうか。
一つ言えることは、悪女にしても悪男にしても、「自己中心的」であることでしょう。
悪女(悪男)というと、恋愛に対して開放的であったり、興味を失くした相手に対して非情であったりします。
彼らにはふたつのタイプがあります。
複数の相手と恋愛関係を持つことができる悪女(悪男) 一時期の恋愛対象は唯一だが、興味を失くすと極端に非情になる悪女(悪男) 複数の相手と同時進行する恋愛関係 複数の相手と付き合うことができる人がいます。
これはどういった心理なのでしょうか。 それぞれの相手に魅力があり、一人に決められない 裏切られることが怖くて、一人にしぼりたくない 1の場合は、比較的ポジティブですが、2の場合はネガティブです。
2の場合、以前誰かにひどく裏切られた経験があることが想定されます。
また、誰に対しても冷たく断ることができない人もいます。
いわゆる八方美人です。
本人はあまり意識していないかもしれませんが、まわりの誰にもいい顔をするので、相手は「自分に気があるのかな」と勘違いしてしまいます。
このタイプも悪女(悪男)と言えるでしょう。
興味を失った相手には極端に非情になる悪女(悪男) 熱しやすく冷めやすいタイプです。
一時期に夢中になる対象はたった一人ですが、その相手にとことんアプローチし、自分にとりこにさせたとたん、あっさり興味を失くしてしまうパターンがあります。
あんなに熱烈にアタックしていたのに、興味を失くしてしまったあとは、けんもほろろに相手を捨てることができます。
また、その対象に興味を失くしてしまったと同時に、別の対象に恋してしまっていることも多く、恋愛が絶えることがありません。
悪女は生まれながらにして悪女なのか 人はもともと自己中心的な生き物だと思います。
しかし、成長していく過程で、教育や社会マナ―を身につけ、徐々に自分の欲望をコントロールすることを覚えます。
悪女は生まれながらにして悪女なのか。私は、その答えはNoだと考えます。
悪女になるのは、後天的な環境や経験からです。
「悪女の娘は悪女」というケースもあるかもしれませんが、それは母親の姿を見て育つからにすぎません。
言い換えれば、悪女(悪男)になろうと思えばだれでもなることができ、ある時点を境に聖女のようだった人が悪女になってしまうということもあるわけです。あなたはどう思いますか?”